2012年度(24年)監査意見(白石発言)

監査意見(白石発言)

7月------------------------------------------------------------
総務課
・契約にあたっては、競争が原則であることを改めて認識し、平成20年度に策定された契約事務改善プランの趣旨も十分かつ適切に踏まえ、安易に業者指定す ることなく可能な限り競争による契約をされるよう努められたい。
・文書管理システムの導入が予定されているが、システム導入後も職員が文書事務の本質を十分に理解したうえで、文書の作成・管理にあたるよう指導に努めら れたい。 

区民課
地域活動センターの目的達成には、所長の活躍が期待される事 から情報伝達等、更に所長会の充実を図られたい。
山村体験事業では、高齢者への平日利用を図るよう研究された い。
旧町会案内板では、リニューアルした旧町名ブックとの整合性 を図られたい。

経済課
商店街振興対策では、プレミアム付商品券事業の成果を見極め て、施策の研究を図られたい。
・産学連携イノベーション等では地域偏在が起こらないよう、出版社などとの連携を図られたい。

戸籍住民課
法改正及び民間活力の活用による、組織再編では円滑な移行を 図られたい。

8月----------------------------------------------------------------------
基金運用状況
・払額が減少した主な要因は、上下水道料金が大きく減少したことによるものである。これは、平成23年度には東日本大震災の影響により学校プールの実施期 間を短縮したことや、22年度は猛暑のために多かった使用量が23年度は平年並みに戻ったことなどが理由と考えられる。
 また、電気及びガスについても、東日本大震災の影響により節電等に努めた結果、使用量は10%以上減少しているものの、燃料費調整単価の上昇に加え、電 気 については太陽光発電促進付加金の負担開始により料金が引き上げられるなど、使用量の削減効果が相殺されたために支払額は微減にとどまったものである。
 なお、未収金は平成24年3月支払分 8,474万5,904円で、これは全額平成24年4月に回収されていることを確認した。

10月----------------------------------------------------------------------
管理課
・交通安全対策について、年齢層別の課題を区民が共有して、「ゆずりあう」気持ちが持てるような啓発をポスター等で発信されたい。

道路課
・道路整備について、多大の経費が係る電柱地中化は最大の効果を発揮する事から、東京都の防災促進計画を利用しながら推進されたい。

みどり公園課
・公園管理について、今後も安心して利用できるよう万全の管理を図られたい。
・街路樹維持管理について、伐採等による清掃軽減等を図られつつ、倒木等がない、適切な樹木の配置を図られたい。
・公衆便所について、必要性を鑑み、万全の管理を図られたい。

環境政策課<
・放射線対策について、保護者への正しい理解の啓発と共に学校教育での児童への理解が求められる。測定結果をHP公表と共に、わかりやすい啓発を行い、学校との連携によ り児童が自分の町を把握することで、正しい理解ができるよう連携されたい。
・本年10月施行の環境税について、区民にわかりやすい広報を図られ温暖化施策と連携されたい。
・新エネルギー利用促進について、区民へのメニューを技術革新に合わせると共に、車両について区内に本社のあるメーカーと連携を図られたい。

リサイクル清掃課
・リサイクルオフィス文京について、住民の意識の高さを発信し協力強化の促進を図られたい。
・集団回収について、昨年の始めたキャップの回収場所の発信を図られたい。

文京清掃事務所
・ボランティアシールについて、ゴミ袋数の減量を図る為の啓発を図られたい。

小石川グランド
・会議室の使用について、現況の利用システムから見られる利用率を上げる工夫が図られたい。
・国体等の大会でのアナウンス席について、窓の位置が高い為、利用しやすい工夫を図られたい。
・区のマークについて、出入り口及び管理棟に一つもない。利用者が文京区の認識を深める為、出入り口や水飲み場などに工夫を図られたい。
・管理棟の位置について、見せるグランドにするには課題があるので、緊急一時保護センター終了時において、総合的に検討を図られたい。
・JFA公認パイルについて、大規模改修時は公式グランドとして存続するか否かは、グランドのあり方を含めて検討をされたい。
・日中利用者に大学生が多い事から、申し込みがネット回線になったことによる対面式でない為、利用だけでなく、区のイベント等に参加する関係を構築する為 の情報提供を図られたい。

11月----------------------------------------------------------------------
施設管理課
・シビックセンター使用料について、「目的外使用」と「行政財産の貸し付け」を検討し、今後の運用を図られたい。
・シビックセンターについて、災害時の復興業務を担う事から東日本大震災の影響を調査し、安心安全な施設としての維持を図られたい。
・工事の事故繰越などについて、課題が発生した時には、目的の最善を図る検討を再度実施し、周辺環境に配慮することはもとより、可能な対応を図ると共に、 不可能となった考察を残すよう努められたい。

庶務課
・放課後子ども教室と、男女共同子育て支援部が実施している事業とを比較し、本区の特色がある取り組みを検討されたい。
・埋蔵文化財を調査する場合、試掘指導を区の非常勤職員が実施しているが、民間会社でレベルが高い調査報告をしていることから、その方々の活用について確 立できるよう検討されたい。

教育推進部学務課
・今後の老朽化した学校改築の考え方について、検討をされたい。
・幼保一元化施設における運動スペースについて、池のあり方や森の活用を含め検討されたい。
・コンピュータ委員会について充実を図られたい。
・ITの教員育成の充実を急がれたい。

教育指導課
・いじめの調査結果と傾向を隠蔽する傾向が報道されている事から、教育委員会で情報の取り扱いを各校に指導し、一丸となって対策する事を急がれたい。

教育センター
・今後も大学連携による魅力ある事業を提供されたい。

真砂図書館
・今後区有施設が配置できる事が困難な事から、図書業務と共にお年寄りや団塊の世代の憩いの場として活用など、来所者へのサービス拡充を検討されたい。

第3中学校
・ 昨年度より、入学者数が増えており、区は前年度ベースに予算措置されたものについては、速やかな補正を組む事が、学校運営に負担をかけないことから、重点 的に行われたい。
・ レベルアップ推進校としての措置に効果が見られていることから、区はこれらの施策について継続等について今後の計画について、学校と早期に調整を図られた い。
・ 生徒数の増加に伴い、教育上有効な教室配置を行うことが予想できることから、区は4階の防災倉庫についての配置を見直すと共に更に活用されやすい場所へ移 設されること図られたい。
・ 特別支援学級について、生徒の増に伴い交流学級の充実の為の措置を図ると共に、大塚特別支援学校との連携による教育指導の充実を図られたい。
・ 地域・学校の特性を生かし、良質な体験や集団生活を送れるよう、更に教職員の向上に期待する。

指ヶ谷小学校
・ 昨年度より、入学者数が増えており、区は前年度ベースに予算措置されたものについては、速やかな補正を組む事が、学校運営に負担をかけないことから、重点 的に行われたい。
・ レベルアップ推進校としての措置に効果が見られていることから、区はこれらの施策について継続等について今後の計画について、学校と早期に調整を図られた い。
・ 生徒数の増加に伴い、教育上有効な教室配置を行うことが予想できることから、計画的な運用を図られたい。
・ 地域・学校の特性を生かし、良質な体験や集団生活を送り競争力を育むよう、更に教職員の向上に期待する。

12月----------------------------------------------------------------------
こどもの森
・ 園庭改修に当たっては、歴史性に配慮しつつ、池・石・木の配置を検討し、定員が減少しない地域を鑑み、園庭の拡張を図ると共に、「こどもの森」にふさわし い遊具を配置されたい。
・ 防災備品については、柳町小学校体育館との通路を工夫し、倉庫を設置するなど、園舎内に限りがある為、区の対応を図られたい。
・国の動向も考慮しつつ、円滑な勤務態勢を構築されことを期待します。

区議会事務局
・区議会への意見・要望の対応について、件数が増えてきていることから、人員の配置については、区の係長級の不足状態があるが、一定期間の経験が必要なこ とから、人員の配置等については今後、検討を図られたい。

会計管理室
・システム改正について、タブレット端末や携帯端末の対応を図ると共に、維持管理経費軽減の広告収入などを検討し、23区のトップに踊りでる事を期待す る。また、区の組織力の向上を図ると共に、情報公開におけるアクセス領域の検討に期待する。

監査事務局
・監査委員において、局との情報交換にPCが活躍している事から、今後は、その必要の有無・その情報の取り扱いについて検討をされたい。また、今回の住民 監査請求において、多くの時間を費やす事から、質の確保の為の研究を図られたい。

住民監査請求
・シビックセンターの一部を文京区職員労働組合(以下「区職労」という。)に組合事務室として目的外使用許可を行っているところ、その使用許可に係る光熱 費 等の実費の徴収につき、その費用分担を定めるに当たって、違法及び不適切な行政運営による場合は、失った文京区財産の回収と行政運営の改善を求めることに ていて、請求人の主張事実に関し、地方自治法及び文京区関係法規上も、労働組合法上も違法、不当とまで言える点はなく、請求人の主張事実はいずれも財産の 管理を怠る事実には該当しない。 
 しかし、区が取り組んだ受益者負担の適正化として、約10年ぶりの大規模な利用者負担の見直しが行われている中で、区及び区職員に対する納税者の目は厳 し さを増している。こうした中で、長年にわたり電気・電話料金の減額や算定方法の見直しを行わず、これを労使慣行ということにより過去からの経緯を引き継い で毎年繰り返していることは誤解を招きかねない。
 本件に関係する各課においては、これまでの労使慣行を一定尊重しつつも、現時点において妥当なものであるかどうか改めて見直し、区職労に対して相応の負 担を求めるよう検討されたい。
 なお、今回の区職労事務室における電気料金等の実費徴収に係る問題にとどまらず、目的外使用許可に携わる関係各課においては、使用料及び実費の徴収にあ たって減額等を行っている場合は、これを継続することの妥当性を十分検討するなどして、適切な徴収に努められるよう期待する。

平成25年1月 ------------------------------------------------------
NPO法人 ワーカーズコープ
・ それぞれの地域性を生かし、住民が参加する工夫がなされていた。更に地域で活躍する事業体との連携を図り、福祉分野・教育分野の充実を期待する。
・ 東日本大震災を教訓に根津児童館ではその対応を打ち出しており、日々の子供達の安全確保が検討されている事を評価する。地域の公共施設との連携を図る中 で、更に利用者の安全を確立し確保されたい。
・ 交流館において、交流事業の課題は認識しているものの、日常的な生活感を大事にしつつ、高齢者の得意分野を把握し、子供達の関心の高い事業が展開できるよ う期待する。
・ NPO法人 ワーカーズコープの人的配分及び雇用状況について改善がなされている回答があり、その資料を求めた。

選挙管理委員会
・ 開票に関しての機材について、高額な電算機材の更新については長期的な計画をもって研究し、ソフト・ハード両面から更新されたい。
・ 開票箱など、選挙啓発に使えるものは貸し出しに努められたい。

図書館流通センター
・ 学校図書への取り組みについて、成果が見られる事から事業展開に結びつける為の財政措置が期待される。
・ 徳川慶喜没後100年について、中央真砂図書館が中心となる事が予想されるが、立地的には小石川図書館が近い事から、民間の活力を発揮されることを期待す る。
・ 安定した運営について、区と協議を進め、図書館法に抵触しない範囲から更に利用者にサービスの向上を図られたい。

2月----------------------------------------------------------------------
・ 組織・利用状況・事業概要について、説明を受け良好な運営及び事業展開をしている事を確認した。
・東日本大震災での対応は評価する。地域防災計画の改定に伴い、区との連携及び事前協議には十分配慮されたい。
・ 響きの森公会堂の改修ついて、稼働率が高く、文化の発信を行う施設として適切な改修が望まれる。音響工事に際して、本公会堂の目的を達成するものとして充 実を図る際には、音楽が主体であるホールづくりに期待する。
・ 実施事業に際し、共催事業と協力事業に同じ団体が見受けられる事から、多方面で活躍する新たな団体を招へいしていく必要性もある事から、主体的に参加され るよう協力事業に限定すべき努力を図られたい。
・ 生涯学習事業において、育成事業で区民の力を育み、その力を活用し、更にポイント制度などにより還元するというシステムの充実に更に期待する。